厄介者

私に初めて白髪が生えたのは二十歳を過ぎたころだった。会社のトイレの鏡で髪の乱れを直していたら、黒い毛の中に一本だけきらっと光る毛を見つけた。人差し指と小指でつまんでよく見てみたときにそれが白髪だと気づいたときはショックで一瞬固まった。でもすぐに一本くらい大したことないと自分に言い聞かせてその場で抜いた。

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仕事を終えて家に帰った後、母に白髪のことを話すと「そのくらいの年になると生えるもんだよ」と言った。母はきっと気にしなくても大丈夫という意味で言ったんだろうけど、私の場合はみんなが生えると知ってしまったせいでなんだかかえって白髪の存在が気になるようになってしまった。その日以来トイレに行くと、鏡の前で白髪がないか無意識のうちに探してしまうようになりさらには自分の白髪だけでなく、会社の人や家族の白髪まで気にしてしまう変な癖がついてしまった。

数か月前、久しぶりに美容室に行ったときは長い髪を切ってもらっているときには今日は大丈夫だろうと思っていたら顔の左側の髪を半分くらい美容師さんが上げたときに長い白髪がのぞいた時はショックを受けた。美容師さんはきっと私に気を使って気づかないふりをしていたんだと思う。そのまま白髪が放置されそうになったので切ってほしいと伝えると「はい」とあっさり返事をして切ってくれた。向こうはなんとも思わなかったんだろうけど私は少し恥ずかしかった。